【バイリンガル育児】インターナショナルスクール事情
最近、インターナショナルスクールは日本人に人気があるせいか、日本人の入学を制限している学校ではありましたが、Mが通っているスクールには日本人が多かったです。

Mのお友だちのお友だち(両親共に日本人)は入学を希望したそうですが、あっさりと断られたと聞きました。Mの場合、生徒の欠員があったグッドタイミングのときに入学願書を出したのと、英語にどれだけ熱心に取り組んできたかをアピールしたことが、入学許可が出た原因ではなかったかと考えています。
いろいろな点が日本の学校とは違うなぁと思いました。
公用語
まず、当たり前のことでしょうが、学校内で許されている言語は「英語のみ」です。たとえ休み時間であっても、英語でコミュニケーションを取らなければいけないことになっています。
ですが、入ってきて間もない、英語がしゃべれない子たち同士は、隠れて母国語でコミュニケーションしてしまっていたようでした。
先生
いろいろな国の先生がいらっしゃいました。発音やアクセントもさまざまでした。今まで教えてもらった先生は、オーストラリア人、アメリカ人、フィリピン人、ニュージーランドにも住んでいた東南アジア系の先生たちでした。
そんな世界各国の先生から学んで、ちゃんと理解できている子どもたちは偉いなぁと思いました。先生は1~2年間だけで祖国に帰ってしまう先生もいらっしゃれば、日本が気に入って長い間日本に住んで教えていらっしゃる先生もいらっしゃれば、日本人と結婚されて、長年教えていて将来もずっと教えてくださろうとしている先生もいらっしゃいました。
教科書
教科書はとても分厚かったです。ハードカバーで、1年生の教科書でも2cmくらいの厚みのある教科書でした。6年生の教科書ともなれば、厚さ3cm以上もありました。この教科書は1年間を通して使います。各教科の教科書がこの厚みがありますので、とても毎日持って帰ってくるのはたいへんです。
ですので、家(宿題)用として教科書を購入するか、学校から有料でレンタルするのが普通でした。ただ、レンタルするのは全教科ではなく、ReadingとMathだけ必須で、貸し出し用の冊数をあまり用意していないHistoryやScienceなどは、希望すれば借りられるという感じでした。貸し出す冊数に制限がありますので、早い者勝ちとなります。クラスの人数が増えたりすると、冊数が足りなくて、申し出が遅いと、借りられないこともありました。
クラスの人数
クラスの人数は、通常は20名くらいまでのようです。学年によっては20名以上のクラスもありましたが、それは定員オーバー状態のようでした。Mのクラスは、低学年のときはたまたま人数が少なく、10名前後しかいませんでした。だからこそ、入学できたのかもしれません。
留年
小学校(小学部)でも留年させられることがあります。インターナショナルスクールでは、年齢に関係なく、学力的についていけないと先生が判断し、親も了解すれば、小学校(小学部)でも留年させられます。その子に合ったクラスで、じっくりと確実に勉強して習得させるという教育方針なのでしょう。日本人の感覚でしたら、「留年=恥ずかしい」と考えてしまいがちですが、「それぞれのレベルに合ったところで勉強するのがベスト」という考え方でした。
留年はたまにありました。それに比べて、よほど優秀でない限りは無いと思いますが、逆に「飛び級」というのも制度的にはありました。
リーディング
低学年の頃からリーディング(読書)には力を入れていました。1日30分リーディングを推奨していて、親もその宿題につきあわないといけないようになっていました。1年生のときの先生は、黙読ではなく、本を音読させるという宿題を毎日出していました。
宿題
宿題の量は6年生の先生のときはかなり多かったです。小学生なのに、夜11時や12時まで勉強しているときもありました。宿題の内容は、ほとんどが「レポート類」でした。インターネットや教科書で「ある事柄」について調べて、調べた内容をWordかPowerPointできれいにまとめて、レポートを提出するという宿題です。
ときには、そのレポートを元に、クラスルームでプレゼンテーションまでしなければいけないときもありました。このような宿題が多く、とにかく時間がかかっていました。私には助ける力がありませんでしたので、すべてM1人でやっていました。Upper School(中学生)以上になると、さらにものすごい量の宿題やテストの量になるそうです。
小さい頃(特に小学校高学年ころ)から「宿題はたくさんある」のが当たり前という感じでした。勉強以外の習い事はいろいろとやっているお宅が多かったですが、いわゆる日本の塾のようなものに通っているというのは聞いたことがありませんでした。学校内で、上の学年の成績優秀な先輩たちから、宿題を含め、勉強を教わる「チューター制度」というのは盛んに行っていました。
保護者関係
インターナショナルスクールに通う場合は、親も英語ができないと困ります。たまに日本語にも訳してくれる場合もありますが、レター(プリント)類は、もちろんすべて英語で書かれています。先生との面談も英語、PTAミーティングのときももちろん英語でコミュニケーションを取らないといけないです。
Mが通っている学校は日本人が多かったからでしょうか、先生との面談のとき、希望を出せば、オフィスの人が通訳をしてくれました。PTAミーティングのときも、たいていは英語での説明の後、日本語でも説明してくれることが多かったです。
文化祭
毎年「フードフェア」と呼ばれる、親もボランティアで参加しなければいけない文化祭がありました。「フードフェア」なので、世界各国の料理・お菓子を作って、売って、その収益を学校の補助金にあてるといった感じでした。
そのミーティングのときは、さすがに日本語での説明がありませんでしたので、ミーティング内容が理解できなくて困りました。学校によっては、日本人を考慮した対応を一斉してくれないスクールもあると聞きます。親も英語でのコミュニケーション能力は必須だと思います。
思いつくままに「インターナショナルスクール」のことを書きましたが、私が知っているのはMが通っている学校の事情だけです。学校によって、システムや方針などはさまざまでしょうから、一概なことは申し上げられません。
英語の能力を向上させることができ、いろいろな国の子とつきあえるというところがいちばんのメリットでしょうが、精神面が「日本人」ではなくなる可能性も高くなります。「本格的なバイリンガル」になるには、本人のさらなる努力も必須です。
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